The Sky Odyssey (PS2,SCE)
 これは結構前にヤフオクで入手したものだと記憶しています。落札価格は失念。んで過去のメール漁ってみましたら、やっぱりヤフオクで、2300円で落札したものですね。ちなみに2003年8月に落札。その時点で発売から2年半経っているものだから、まぁ少し高めだったのかもしれません。
 フライトものですが戦闘機でドンパチというものではなく、また操作手順や計器類がやたらとリアルなフライトシミュレータというわけでもなく、それらの中間的な色合いが濃い作品ですね。
 とりあえずミッションをクリアしていくモードで6ミッション位こなしました(プレイ時間4時間位)ので、以下はそこまでで感じた感想です。
 まず、絵はちょっと寂しいですね。これがPS2の初期タイトルならばまぁ納得も出来るんですが、本体発売から1年後の商品ですからね。これは、寂しい。特に、全体的なバランスが悪い気がします。細部の描写が寂しいのは技術的な問題でしょうけど、バランス感覚というか、全体的なセンスが今一つと感じてしまうのは、何が原因なのでしょうか。
 デフォルトでのゲーム視点が、自機後方視点というのがダメ。しかも、機体の動きに視点カメラが全く動かないタイプ。これでは、プレイヤ=パイロットという感覚にはほど遠く。勿論パイロット視点に変更は出来ます。が、毎回ミッション開始時にコレで始まるもんだから、少々萎えてしまいました。
 あと細かい事ですが、自機の周囲で例えば地滑りや崖崩れが有ったときに、何故画面がバイブしてしまうのでしょうか。周囲の空気をも揺れ動かす程の衝撃ということでしょうか。考えづらいです。演出という一言で済んでしまうのかも知れませんが、こういうのはDUALSHOCKをコッソリ揺らす程度で良いでしょう。
 画面上に表示される計器類が少ないのも気になります。ゲーム上、必要最低限のものしか存在していません。これ、PS2じゃなくPS時代のも含めて、ここまで計器類が少ないフライトゲームってのもまず無いんじゃないですかね。
 操作はそう難しくありません。さすがにロールとヨーは分かれていますけど、それでも最初のフライトから、特に違和感なく普通に飛べました。
 水平線に関する情報が無いので、ピッチングがいまいち難しいというか、操作していて面白くなかったです。
 ゲーム内容(ミッション内容)自体はまずまず面白いです。レシプロ機で秘境を探検とか、そういうのが好きな人にはたまらないゲームだと思います。逆に言えば、そういうのに萌えない人には、いまいちピンと来ないゲームだと言えてしまうかも知れません。
 チェックポイントの要素は不要だと思いました。少なくともアドベンチャーモードには、こういうのは要らないでしょう。こういうのがあると、これを通過するのが主題のようになってしまいがちで、結果的にパイロットウイングスみたいなゲームになってしまいます。パイロットウイングスはそれに徹しているから面白いのですが、一般的にはフライトゲームでは縛りはあまり付さない方が面白いのではと思います。
( ´ Д `)
 うーん。展開されるシチュエーションも含めて、あまりにゲームゲームし過ぎですね。そこを割り切れれば楽しめるのでしょうけど、オレにはちょっと辛いかな。何しろ、ドンパチドッグファイトものよりゲームっぽく感じてしまうわけで…。
 ヤフオク放出、ですね。

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