なんか、東京ゲームショウの出展タイトルとかをファミ通でパラ読みしていたりしている時にふと思ったんですが、どこを見ても、シリーズもの・続編ものばっかりなんですよね。
 まぁそんなのは今に始まったことじゃなく、その不健全さは以前より強く指摘されているわけですが、何というか新ハードのラインナップとかみても、タイトルみただけで中身が想像できてしまうゲームばかりというのは、やっぱりどこか萎えてしまったり。
 シリーズ・続編ものに頼らざるを得ない/メイン商材にせざるを得ない市場の事情も多少はわかりますし、なによりユーザが安易に安易な続編に飛びついてしまうわけで、不健全だとわかっていつつも誰もがこの流れを変えることが出来ないでいるんですよね。
 オレも今までさんざんシリーズ・続編タイトルで遊んできましたので偉そうな事を言うつもりは全く無いのですが、自分のこれまでのゲーム履歴及び今後のゲームとの付き合いを考えた上で、今後ゲームの購入に際しては以下の様なスタンスをとることにしました。
「原則、シリーズ・続編ものには手を出さず、新規タイトルを買うようにする。」
 何というか、オレももう(全てを忘れてゲームだけに没頭できるかどうかという意味では)若くはないですから、あんまりゲームを遊ぶことに後悔したくないんですよね。ここでの後悔とは、地雷を踏んでしまうという事ではなくて、例えば1年単位で遊んできたゲームを顧みたとき、なんか毎年同じようなタイトルばかり遊んでるという感じがしてしまうことです。
 ゲームに何を求めるかは人によって様々でしょうが、オレは昔からゲームに「刺激」を求めてきました。勿論それは直接目に見える動的な激しさという意味での刺激ではなく、何らかの感覚・感情を突き動かしてくれるものという意味でのものであります。
 そういった刺激というのものが本来新鮮なものにしか存在しないとするならば、毎年同じようなタイトルばかり遊んでいる感というのは、新鮮の対極にあるマンネリ以外の何者でもないわけで、それなのに刺激を欲しているというのは、極めて矛盾しており、実際どれだけ本質的な刺激を享受しているのか疑問であります。
 まぁそこまで考えないにしても、面白みが無いんですよね。毎年、レースゲーム2〜3本、スポーツゲーム2〜3本…とか。個人の嗜好なんだから特に制限が無いとすれば毎年同じ様な傾向になるのかも知れませんが。
 「原則」と明記して逃げ場を作ったのは、シリーズ・続編もので前作と比べて圧倒的にパフォーマンスを上げてくる作品が時としてあるので、それを完全無視するのは勿体ないかなという理由によるものです。
 また、タイトルだけは続編の形式でも、中身は全くの別物というものもあります。これはそのタイトルが持つブランド力をセールスにおいて利用する為ですが、もし中身に新規性が感じられるのであれば、毛嫌いせずに接する機会を残しておかねばなりません。
 まぁなかなか難しいところですね。新規タイトルだから中身がオリジナリティ溢れるなんて保証はどこにもなく、むしろ既発タイトルの焼き直しであったりしますし。もっと言えば、本当の意味でのオリジナリティなど今のゲームには存在しないとかそういった問題もありますけど、それはこの際置いておきましょう。
 とまぁ色々と理屈を書いてみましたが、要はなるべく新規タイトルで遊んでみるかということです。特に、同じような発売時期で同じようなジャンルのゲームが出るときなどは、よほどゲームの完成度に差が感じられない限りは、新規タイトルの方を手にとってみるか、と。
 あんまり縛りを強くすると、今度は遊ぶゲームが無くなってしまいますので、そこは多少は臨機応変に。
 あ、既に購入して積んでいるゲームに関しては、勿論このスタンスには縛られません。あくまで購入に際してのスタンスであり、実際遊ぶゲーム全てを縛るものではありません。

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