数日前にPS.comから届きました。放置していましたが、今日プレイしてみましたので、感想など、ダラダラと。
・ゲームを開始すると、いきなり歌舞伎町、じゃなかった「神室町」の雑踏から始まり、少し動いたら案内人とやらが強制的に登場し、何をしたいのか問うてきました。これが体験版内での実質的なメニューになるようです。選べるのは、[シナリオ(ゲーム本編を体験)] [バトルの説明・実戦] [キャバクラで遊ぶ] [バッティングセンターで遊ぶ] [カジノで遊ぶ] という感じです。
・ゲーム本編がどんな感じなのかわからないことには体験版の意味がありませんので、まずはシナリオを選びました。OPムービーの後、またもや神室町の雑踏から始まりました。道のど真ん中に立っている主人公。周りには人・人・人。女子高生も多く、ついそちらに目がいってしまいます。スケベですいません。画面左下にマップが表示されていて、ここに入れる場所や目的地などがマーキングされるようです。
・グラフィックはそんなに美麗ではありませんが、細部まで細かく描かれていますね。ただ、これがこのゲームのウリにはならないでしょう。というのも、細部を見せるような視点が無いんですよ。このゲーム、基本は3人称視点なんですが主人公からかなり退いた位置からのカメラで、絵的な迫力が殆どありません。カメラリセットをしても距離感はかわらず、この迫力の無さは結構致命的なのでは…と感じてしまいました。カメラズームも一応用意されていますが、使い勝手悪いですし。
・店内などはほぼ完全にカメラは固定のようで、これがまたなんか萎えます。
・もっと端的に言うと、カメラがこちらの意図しない動きをする・視点の自由度が少ないというのが、オレが不満に思ったポイントであります。何というか、カメラに一貫性が無いので、興ざめしてしまうんですよね。
 これはオレが主観視点のゲームが好きだからとかは関係なく、純粋にこのゲームの箱庭ゲーとしてのカメラ・視点の完成度が今一つであると言わざるを得ません。
・ゲーセンに入ったら、UFOキャッチャーで遊ぶことが出来ました。筐体をぐるっと見回すことが出来たり、ちゃんと可動部分の反動があったりと妙にリアルなのですが、肝心なぬいぐるみを掴む一連の動作が現実ではあり得ないもので、ちょっと苦笑いしてしまいました。
・牛丼屋とアイスクリーム屋に入って食事をすると、体力が回復しました。アイスクリーム屋の前ではクレームをつけるヤクザとそれに困る店長のミニイベントあり。ヤクザとバトルして勝ったら、店長から謝礼として5万円貰いました。話がうますぎます。それでいてアイスクリームは有料という。
・コンビニでは、雑誌コーナーにて「sabra」のグラビアを立ち読みすることが出来ました。これは実際に提携しているんでしょうね。その他は特になし。レジでおでんを買い込もうとしたら、8人前しか買えず。金銭ではなく、どうやら持ち物の制限に引っ掛かってしまったようです。つまり、アイテムとかを無尽蔵に持てるゲームでは無いということがわかりました。
 ちなみにcandoさんが以前指摘されていた店員のモーションについては確認できず。殆ど直立不動でしたので…。
・バトル(ケンカ)についてですが、うーん、一言で言うと、PS2「バウンサー」的という感じでしょうか。まぁ目新しいところはそんなに感じられなく。「ファイナルファイト」あたりから続く、古典的な一対多の格闘ですね。攻撃手段はシンプルで弱と強のみ。この組み合わせでコンボっぽくなると。武器を装備していれば武器で攻撃。敵が落とした武器や落ちている武器を拾って装備することも可能。武器には耐久度があって割とすぐに壊れる。こんな感じです。あ、あと掴む(投げる)動作もあります。
 ちなみに飛び道具(チャカ)は一通り遊んだ限りでは登場せず。製品版でのお楽しみといったところでしょうか。
・バトルが終了すると経験値が得られ、この経験値を利用してスキルをレベルアップさせ、新たな技(コンボなど)を習得していくという流れですね。
・ストーリーは体験版ですからサワリのサワリで終わってしまいました。雰囲気としては、ヤクザの抗争劇というよりかは、何かを救出・解決するゲーム的アドベンチャー色が強いっぽいですね。
・自由度はいろんな意味で高くないです。自由度が高そうな雰囲気のあるゲームですが、実際は殆どのオブジェクトはイジることが出来ない作りですね。
・案内人に紹介される[バトル]の方はバトルだけで構成されており、一体八くらいのバトルも楽しめました。主人公の体力が結構少ないというか、不意打ちを食らうと予想以上に体力が減ってしまうので、油断できません。複数が同時に主人公を攻撃することがまずないのはお約束。なので一人一人冷静に倒していけばOK。
 ヤンキーやチンピラが発する「バカかテメーは?」「勝ってると思ってるンか、コラァ」といった挑発や怒声はなかなかリアルで面白いです。
・[キャバクラ]はよくわからず。カネに物を言わせて高い酒を注文したり、女が喜ぶセリフなどを選んだりするとハートのマーク(親密度?)が上昇しました。これを積み重ねれば、お持ち帰りとかが可能なんでしょうか?
・[バッティングセンター]は結構面白かったです。バットを振るタイミングだけのゲームで、最初いきなりメジャーリーガー級に入ってしまいサッパリ。それから順次難易度を落として、初心者向きのところでホームランを10本以上打って、景品としてティッシュをもらいました。これは、ナニに使うのでしょうか。
・[カジノ]は、うーん、まぁ別にあっても無くてもいいんじゃないの、というレベル。こなれてない部分も多くて、結構イライラする部分も。
 こんなところです。結構辛めな感想となりましたが、製品版では修正されている箇所もあるかもしれませんね。まぁ細かいことより、全体をみて、あまり新鮮味が感じられなかったのが個人的には残念でした。
 今年の冬はこれがセガ一番の商材になるのでしょうか。かなり危険ですね…。

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