携帯電話ですが、auをもう6年くらい使っています。(ちなみにその前は J-PHONE、更に前は IDO。)
 端末は、昨年夏頃に機種変更した「W54T」。日記に残していませんでしたが、「W52T」からの変更で持ち込み機種変でした。
 これまでサービス全般にわたって、キャリアに対して特に大きな不満はありませんでした。キャリアが展開する様々なサービスについて最初は興味を持ちますが、たいてい期待はずれだったり必要性がなかったり飽きたりして、本当に必要なもの、使い続けるものって少ないんですよね。
 いまの端末では「音声通話」「メール」「お財布ケータイ(Felica)」「カメラ機能」くらいしか常用している機能はありません。あとはたまに「着メロ」や「ゲーム」のダウンロードをするくらいでしょうか。
 音声通話は時期によって使用量に幅があり、長電話する相手(主に女友達)がいるときは必然的に通話時間も跳ね上がりますが、現在は自分から誰かに雑談目的で電話をかけることは殆どなく、月によっては殆ど発信しないこともあります。
 そんな感じですので、現在のオレにとっては、とにかく安く済む料金プランが一番適しているといえます。
( `.∀´)
 携帯電話の料金関連の仕組みは、この1年ちょっとの間に極めてわかりづらくなりました。元々「〜割」といった割引オプションなどが多く存在しわかりづらかったものが、更にわけがわからなくなったと言ってもよいでしょう。
 vodafoneからソフトバンクになって端末の割賦販売が開始され、端末の使用期間の縛りも出てきたりしました。(もともと年割りなどの長期間縛り割引は各社あり、それを更に強化する形。)
 docomoやauもこれにならい、これまでのインセンティブを廃止し、端末代金や料金プランの見直しが始まりました。
 全体的な傾向を簡単にいうと、「端末の代金が高くなったけど、このプランに入れば安くなるよ。でも、最低2年は使ってね。じゃないと違約金が発生するよ」といったものかと思われます。これに端末代金の割賦や、それに対する割引などがキャリアによっては加味されるわけです。
 インセンティブには弊害もありましたので、廃止して新しいサービスプランにリプレイスされるというのは理解はできますが、果たしてそれがユーザにとって良い方に変わったのかどうか、首をかしげる部分もあります。
 オレはauのユーザなのでauについていえば、「au買い方セレクト」なるものが導入され、新たに端末を買うときに「フルサポートコース」と「シンプルコース」、どちらかを選択するようになりました。「フルサポート」の方は端末代金が安くなるかわりに2年使ってねというもので、「シンプル」の方は縛りはないけど端末代金が高いよ、というものです。
 前述のオレの最近の携帯使用スタイルからいくと、「シンプルコース」の一番安いプランを割引に入って使うことが最適であり、これなら月額980円と、他キャリアと同等の最安プランの利用となります。この価格は魅力です。
 んでいざ「シンプル」にしてみるかと思いましたが、調べてみると「シンプル」に入るには新たに端末を買う必要があり、既存の端末所持者の切り替えや持込機種変更による加入は認められない仕組みでした。要は、新たに端末を買わないとダメ、ということなのです。
 確かに既存の端末所持者はインセンティブを介して端末を購入した者が殆どでしょうから、理屈的に「シンプル」に入れないというのは間違っていません。持込機種変更も同様で、これが認められると端末販売の旨みが無くなりますから理解できます。
 ですが、ユーザの勝手な思いとしては、「ケチくさいなぁ。面倒くさいなぁ」と思ってしまいます。
 目の前に安いプランがあるのに、それにするには新たに端末を買わないとダメと。別に今の端末で十分なのに、それを続けて使うことは認められないと。そういうことなんですよね。
 ここでインセンティブを廃止して新たなプランが開始されることになった意義というのを改めて考えてみると、「新規顧客獲得重視を見直し、既存ユーザへも目を向ける」といったものがあったかと思います。それは具体的かつ露骨にいえば、料金の値下げです。この部分が、果たして実現されているかどうか。
 端末購入時の補助金が廃止されるかわりに、月々の料金が安くなるという形は、「au買い方セレクト」の導入によって実現したと言えるかもしれませんが、あくまで対象は新規に端末を買う場合であって、既存ユーザはその恩恵を受けられません。先ほども書いたように、これは理屈ではわかりますが、実感としては不満に近いものを覚えます。
( `.∀´)
 このあたりで、オレはauに対して不満を持つようになりました。料金システムがわかりづらくなり、縛りも多くなり、端末も他キャリアと比較してイマイチで、じゃあ一体auの魅力って何なんだろう、という感じに思えたわけです。
 勿論、他キャリアも五十歩百歩で、auだけがひどいというわけではありません。ですが、auよりひどいという所もないわけで、積極的にauを続ける理由も無いのかなぁと。かといって、絶対にダメというものでもなく、ややぼんやりとしたマイナスの印象を持つに至っています。
 ちょうど年割の更新月が9月ですので、ちょっと前からこのままauを続けるべきか、それとも他キャリアに乗り換えるべきか、思案しています。実は既に別のキャリアにも手を出したのですが、それは別エントリで書きます。
 これまで避けてきたdocomoも含めて、9月までにもう少し検討してみたいと思います。

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