前回、少しイマイチっぽいかなという感じで書きましたが、その後普通にシングルを進め、もう少しでシングルの全18ミッションが終了しそうなところです。
 ゲームの基本は、序盤のミッションから今まで殆ど変わりありません。
 前方から敵兵が出現するので、こちらの前線兵を遮蔽物付近に移動させて威嚇/制圧射撃をさせる。そこに敵の注意をひきつけておいて、自分(と援護兵)は迂回路を探して敵を横や後ろから叩く。このパターンです。真正面からドンパチするとこちらも損害を被るので、いかに敵の裏をかくかがキープレイになります。
 このパターンそのものは詰まらなくはないのですが、舞台設定が屋外のフィールド(農場が多い)しかなく、どれもこれも色合いが同じで、その部分で単調さが倍増されている感じがしました。
 敵の砲撃はちといやらしいですね。着弾点がある程度パターン化されているので避けることはさほど難しくないのですが、味方兵たちはそこまで頭がよくなく、またそこまでこちらも細かくコントロールすることは出来ないので、ちと理不尽に感じました。
 まぁ当時の歩兵たちからしたら砲撃は確かに脅威で理不尽にやられることもあったことでしょうから、その点ではその恐怖感をうまく再現しているとも言えますが…。
 それにしてもこのゲームは、なかなか敵に弾があたりません。こちらの射撃のブレがかなり大きいようで、照準内に敵を捉えていても、全然あたらないことが珍しくありません。あたらない方向に補正がかかっているんじゃないかとすら思えます。
 グラフィックは前回述べたように、やや寂しいです。兵士のグラフィックなどはまずまずなのですが、遠景の描写がかなり適当です。また変にソフトフォーカスがかかっていて、無理やりに空気感を出そうとしているのがバレバレであります。
 英語版を買ったことについて軽く後悔していましたが、ここまで特に問題なく進めているわけですから、さほど日本語版ということにこだわらなくても良いかなと感じてきました。ミッションクリアのヒントも英語なわけですが、さほど難しい英語は使われておらず、「MEET 〜」とか「SAFE 〜」といった、非常にわかりやすいフレーズなので助かっています。
 ただし、ミッション間のやり取りであるとか、EXTRAの資料集などは、やはり日本語版が欲しくなる部分ではありますね。
 こんな感じでしょうか。ちなみにオレがやっているのは初代である「Road to Hill 30」の方です。