AKB48にとって二回目となる総選挙が行われ、6月9日に開票されました。というわけで、少し語ってみたいと思います。
 なお順位そのものから語ることとし、開票イベントについては断片的にしかみてないこともあり、特に触れないことにします。(昨年と同様、今回も模様をおさめたDVDがでたら買う予定です。)
 AKBメンバー、そしてファンにとって極めて大きなイベントでありますが、オレは特に投票もせず、政見放送を見ることもなく、事前に発売されたガイドブックも買いはしたけど未開封のまま置いておいたという、そんな感じでした。
 票数をみればわかりますが、1年前の総選挙とは規模感が全く違いますね。正確な数は知りませんが、だいたい10倍くらいの投票数の伸びでしょうか。この1年間での人気が10倍伸びたとは言い過ぎでしょうが、まぁそれでも票数的にも盛り上がったということはあると思います。
 全体的な感想ですが、まずまず順当だと思います。昨年は投票数が少なかったこともあり、一部の熱狂的なファンによる大量投票がかなり効いた部分もあったかと思いますが、今年は相対的にそういった影響は薄まり、ファン総体としての投票結果という感じがあると思います。
 昨年1位だった前田敦子が2位に落ち、2位だった大島優子が1位になるという、この点が最大の話題になるかと思いますが、個人的にはそれほど驚きとかはないですね。
 確かに前田敦子はAKBを象徴するメンバーで、メディア露出も群を抜いていますが、旧来的なアイドルとしての魅了は薄く、その点が足かせになった感じがします。
 対する大島優子は、その自由奔放なキャラクタが認められ、遊び心を持たせたアイドルとしての位置を確立し、なおかつメディア露出も多いですから、そのあたりが票の伸びにつながったのではないでしょうか。
 もう少し前田敦子と大島優子について語るとすれば、今後の伸びしろという点でも差があるように思います。二人とも現時点での完成度は極めて高いと思いますが、大島優子には更に伸びる余地が見え隠れしている印象があります。年齢的には前田敦子が18歳、大島優子が21歳と前田の方が若いわけですが、前田の今後の方向性は女優にしか伸びてない気がします。その点大島は、女優は勿論ですがバラドル的な要素も期待でき、またステージでのパフォーマンスもプロとして更に磨きがかかる期待が持てます。
 このあたりを考慮すると、勿論贔屓目が多分にあるとしても、大島優子が1位というのは、特に驚くべきものではないと思うのです。
 まぁ票数的に差はあまりありませんから、前田も凄い存在であることは間違いないわけでありますが。
 グループ的にみれば、1万票以上をとった13位の高城亜樹までが今の、そして今後の中心的メンバーということができますね。メディア露出量とは少し異なる部分もありますが、劇場やコンサートでのパフォーマンスからすれば、納得できる得票数でしょう。
 個別のメンバーでは、小野恵令奈が15位に下がった点が気になります。単に前回から3つ下がったというだけでなく、実際に彼女自身のメディア露出の減り具合、ライブでの低調ぶりをみると、ちょっと心配にすらなります。面白い素材だとは思うのですが、年少組から中堅、ベテランになるにつれて相応の魅力が出せてない印象がありますね。どういった打破をするか、少し気になるところです。
 あとは個人的に好きな増田有華が25位に入ったことは非常に喜ばしいです。全然メディア露出がないので心配になりますが、しっかり存在感は出しているということですね。初めていった劇場で一度見ただけだから、また見たいなと最近強く思っています。
 梅田彩佳も一応名前が入っていて、少し安心しました。
( `.∀´)
 順位についての印象はざっとこんなところです。最初に書いたように、全体的には特にサプライズもなく、順当なものだったと思っています。
 あとは前回の開票イベントが面白かったので、今回も映像化したら結構面白そうだなという楽しみはあります。ただ、司会に徳光とか使ってスケールアップ感が露骨だから、その点で興ざめとかはあるかもしれませんね。