Archive for 3月, 2009


大久保 幸夫「30代未婚男」:★

 題名的にはまさにオレのような男のことなんですが、内容的には主旨なり主題がちょっと不明確かなぁと思いました。
 著者3名のうち2名がリクルートの研究員ということで市場動向調査的な分析記事をメインとして、そこから結婚すべきという啓蒙と結婚に向けての簡単なアドバイスに触れるという感じです。
 ただまぁ中途半端な感じがして、特に参考になった部分はなく。記事自体は悪くないので範囲を狭めて内容を濃くしたほうが良かったのではと思います。

誕生日的なもの

 数日前、誕生日でした。といってもおめでとうのメッセージをくれたのは両親くらいで、オレ自身も忘れていたくらいでした。まぁこの年齢になると、歳をとることも嬉しくないですしね…。
 誕生日前後で、通販サイトからメールがきてお祝いポイントの贈呈とかがありました。うまい商売ですね。
 今月発売(昨日発売)の写真雑誌で、オレが応募した写真が月例コンテストで「佳作」として掲載されました。佳作というのが扱い小さく微妙といえば微妙ですが、作品として認められたということで嬉しいですね。考えようによってはより上の賞があるわけでやり甲斐があるともとれ、むしろいきなり優秀賞とかをとるよりも良かったかも知れないですね。
 昨日、仕事の絡みで受けた試験の発表があり、合格していました。合格率の非常に高い簡単なものですので自慢などはできませんが、それでもやはり安堵感はあるものですね。
 まぁそんなこんなで、今年はまずまずでしょうか。

勝間 和代「読書進化論 人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか」:★★

 勝間氏の著作は、どれもタイトル・サブタイトルの付け方がうまいですね。「年収10倍アップ」といったありがちですが惹かれるものであったり、「自分をグーグル化」といった意味不明ながらも凄そうなものであったり。この本もサブタイトルが「人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか」と、なんか今風なキャッチコピーとなっています。
 まぁタイトルのキャッチーさだけで売れ続けることも出来ないでしょうから、それぞれの著作に中身はあるのだと思いますが、自己啓発系、ハウトゥー系を沢山出す著者って個人的にはあんまり好きじゃないので、勝間氏に対してもそれほど良い印象は無かったです。
 本書では読書を全肯定しており、その点は読んでいて非常に気持ちよかったです。ただし「読む」ことの他に「書く(出版する)」「売る(書店・出版社)」についても多くページが割かれており、読書進化論というタイトルが少々ミスマッチなのではないかと思いました。
 あとは勝間氏の他の著作の宣伝的な内容であったり、勝間ファンのエピソードであったりという感じで、まぁこんなもんかなと。マーケティングを得意とする氏らしいといえばらしいですね。

杉浦 由美子「腐女子化する世界―東池袋のオタク女子たち」:★

 東池袋住人なら読んでおくべきだろうとか思いまして読んでみました。週末になると、確かにカートをごろごろさせる腐女子が沢山いるわけで、こいつらって何なんだろう的な興味もありまして。
 ただ、オレが期待していた内容ではなかったです。もう少し現地での取材を濃くして個別の実態というのを深く掘り下げているようなのを期待していたのですが、本書は新書らしく社会的な取り扱いがメインとなっています。
 腐女子そのものではなく、その前後や周辺の関係性を「世代」「格差」「物語」「女性性」「ライフスタイル」といった要素から取り扱っていているのですが、正直どれももう一歩の踏み込みが足りない感じです。
 文章のスタイルも他の書籍からの引用が多く、それをうまく組み合わせて作者の主張を代弁するようになっているのですが、もう少し引用を少なくするなりして作者の主張をシンプルにしたほうが良かったのではと思います。

樋口 裕一「頭がいい人、悪い人の話し方」:★

 「頭がいい人、悪い人の話し方」となっていますが、中身は「悪い人」についての具体的な例を挙げてのもの。ベストセラーになったようで、確かに文章は平易で読みやすくて、また例も身近にいることが容易に想像できるものが多く、その点でわかりやすかったです。
 ただまぁ、具体例のわかりやすさと比べると、その後の考察や対策がやけに淡白で、全体的にあっさりとしています。読んでいる時はスラスラ読めますが、読み終わったあとの重みとかが全然ないですね。
 ベストセラーということですが、読んですぐに売る人も多そうだから、さぞブックオフに沢山並んでるんだろうなぁなどと考えてしまいます。

横木安良夫『横木安良夫流スナップショット』:★★

 いままでは忘れた頃に数ヶ月分の読書録を載せていましたが、あれだと表にするのがやや面倒なので、これからは一冊ずつ扱ってみます。
 エントリのタイトルは作者名と本のタイトル、それと評点(★3つ満点)です。文中リンクは面倒なのでamazonで。
( `.∀´)

 この作者の写真家としての仕事ぶりは殆ど知らないのですが、雑誌「デジタルフォト」の担当コーナーの文体(と写真)が結構好きだったりします。なので文庫の題材がスナップということもあり、まぁ読んでみるかと。
 技術的な話は多くなくて、心得的なものが中心。そして写真の歴史や本質に迫る部分もあり、文章量はそれほど多くはないものの中身はかなり詰まっています。
 一番印象的だったのは、「写真は信念を持って発表し、また発表したら責任をもて」というところ。これは肖像権が絡みトラブルになりやすいスナップにとっては特に重要であり、作者も強めに主張しています。実際に本書でそういったスナップを掲載しているので、まぁ主張の説得力はありますね。

広坂正美氏、レースから引退の報

 ラジコンをやらなくなって既に10年くらい経ちますが、それでもごくたまにラジコン雑誌を立ち読みしています。
 先日、「広坂正美氏 引退」という見出しの特集記事を立ち読みしました。(立ち読みじゃなくて買えよ)
 以前にも広坂氏については軽く書いたことがありますが、この20年くらいの間、彼は電動RCカーのレースで、世界のトップドライバーとして活躍していました。特に全盛期の彼がもたらしたファンへの影響は大きく、競技としてのラジコンの広まりに大きく貢献したといってよいでしょう。彼のように速く走らせたい、レースで活躍してみたいといった気持ちになったファンは少なくなかったと思います。
 そしてその流れを業界も汲み取り、広坂氏が所属していたヨコモはもちろん、京商などもレース向き車体の発売やワークスチームによる取り組みなど、競技分野に重きを置き、競技志向の強いユーザから支持を得ました。
 なおタミヤはこの流れに乗れず、レースの分野で活躍することは以後ほとんどありませんでした。
 広坂氏の引退の理由ですが、「体力の限界」とのことです。それにより自分の理想とする運転が難しくなってきていると。
 ラジコンで体力かよと思ってしまいますが、自己の肉体と接していない車体を遠隔操作し、その上で他者と競うというラジコン競技には、相当の集中力維持、視野の広さの維持が必要となり、レースにおける緊張感・疲労感というのは莫大なものであると想像できます。
 車体からのレスポンス・フィードバックというのが実質的に視覚以外は皆無であり、なおかつそれは極めてクイックなものでありますから、それを自分の意のままに操り競うというラジコンレースというのは、実は物凄くストイックでシビアなものであります。
 ラジコンはスケールから考えると本当にクイックでタイトな挙動や速度域であり、レースゲームなどとは難しさの根本が違います。
 オレ自身ラジコンをやっていたときはそれほど競技志向はなく、また競技に向いていないと思っていましたので、レース分野の具体的なことやあるいは心得的なものは全くわからないのですが、広坂氏の言うところの「体力の限界」というのは漠然とですが理解できる部分があります。
 圧倒的なスピードでとにかく難しい1/12 EPオンロードや、偶発的なアクシデントを伴う1/10 EPオフロードであれだけ活躍した広坂氏が、新興の1/10 EPツーリングの世界大会ではついに王者になれなかったというのが、印象深いですね。
 ともあれ、お疲れさまでした。
( `.∀´)
 なんか立ち読みじゃ氏に対しても失礼なような気がしてきました。今度買うことにします。。
 でも雑誌買っちゃうと、ラジコンやりたくなるんですよねぇ。当たり前ですが。
 最近はドリフト仕様のラジコンがブームのようですが、オレはやっぱり昔ながらのストイックなラジコンがいいですなぁ。

W63CAを購入 (昨年の話)

 結構前の話になりますが、昨年11月に携帯電話を新調しました。auに対する不満とかいろいろありましたが、結局シンプルプランでW63CAを購入しました。

 それまで使っていたW54Tが壊れたとかではなく、妙な物欲が発動しての衝動買いでした。発売日にビックカメラで買っていました。
 
 発売日のシンプルプランということで、54,000円くらいしました。キャンペーンということで月々割引になったりしましたが、それにしても高い。シンプルプランでいくら基本料が安くなるといっても、端末代金の高さで相殺されてしまいます。しかも割賦販売ですから、初期費用がかからないことで感覚が麻痺するという。
 冷静にみたら、インセンティブ方式で端末安いけれども基本料や通話料が高かった頃と、あんまり変わってないんですよね。割賦販売や期間縛り、オプション縛りとかで、いろいろと把握しづらくなっているだけで。
 W63CAについては、おおむね満足しています。外観は落ち着いた感じでよいですし、W52T、W54Tと続けてスライド機種でしたので、折りたたみタイプも悪くないなと思っています。最近ブラックの外装モデルが発表されたようですが、黒好きのオレからみても、今のチタンゴールドも悪くないなと感じています。
 久々のカシオ端末ですが、中身はKCP+でカシオらしさとかはあんまり無く、まぁ無難に使えてるなといった感じです。動作がもっさり気味ではありますが、前のW54Tもそれほどサクサクではありませんでしたので、まぁ許容範囲かなと。microSDへのアクセスが遅いのだけが大きな不満です。
 8Mピクセルというカメラ機能がウリの機種ですが、個人的にはさほど期待していませんでした。
 いやまぁ本音としてはそれは嘘で、やはりスナップカメラとして十分に使えるのではないかという淡い期待もありましたが、まぁ冷静に考えればイメージャが大きくなっているわけでもないのに画素数だけ上がっているわけですから、むしろノイズとか増えて悪くなってる部分もあるのは簡単にわかるわけで。
 W54Tのカメラ性能がスペックからするとイマイチなものでしたので、まぁそれより良くなればよいかな程度の期待でした。
 実際のカメラ機能としては、可も無く不可も無くといったところですね。やはりシャドウ部はノイズが目立ちます。また8Mモードで撮ったものは等倍表示でみると破綻しているところが見受けられます。
 ですが、用途を考えれば、まずまず納得できる画像といって良いでしょう。別にこれで風景を緻密に撮りたいわけでもなく、またモデルをかわいく撮りたいわけじゃないですから。一番身近にあるカメラとして、そこそこの画質で撮れればよいというものですからね。
( `.∀´)
 オレのこういう言葉は本当にあてにならないのですが、W63CAはそこそこ長く使いたいなと思っています。18回の割賦販売で購入したので、少なくともそれを完了するまでは、ですね。むしろ割賦販売が終わってからが、シンプルプランの本当の旨みがでてくるような気がしないでもないです。

 新型のPSP(3000番)を購入しました。ちなみに最近出たニューカラーではなく、普通のピアノブラックになります。
 理由はこれといってありません。職場で「帰りにPSP買って帰ります」と言った同僚がいて、それに触発された形です。つまり衝動買いです。
 オレがPSPで遊ぶときはたいてい仰向けで寝ながらなので、少しでも軽いほうが疲れなくて良いという一応の理由もあるにはあるのですが、とはいえ普段結構重い雑誌とかも仰向けで頭上に持ちながら読んでいたりするので、あまり説得力はありません。
 液晶の表示性能が良くなったという3000番ですが、やるゲームがほぼ「DJ Max」シリーズのみなのでその恩恵はあんまりないですね。残像が軽減されたというのはノートが落ちてくる音ゲーには有効のようにも思いましたが、今メインでやっている「CLAZZIQUAI Edition」だとノート部分以外の画面領域の描画(PV的な部分)が重くて、それの影響でノート部分の描画もスムーズでなくなる場合がたまに発生し、画面性能云々以前の問題というオチもあったりします。
 ここ最近の携帯電話の画面はやれVGAだWVGAだといった感じで、またデジタル一眼レフカメラの背面液晶もVGA 90万ドットという感じになってきていてオレの眼もそれらに慣れてきており、PSPの480×272 という解像度にはさすがに粗いなぁと思わずにはいられないところです。画面がそれらと比べて広いことで、余計にピッチの粗さが目立つんですよね。(もちろん、携帯電話やカメラの液晶画面は動的な表示に最適化されているわけじゃないので、単純な比較は無意味なのはわかっておりますが…)
 画面の大きさと向上した発色性能があるのですから、もう少し解像度があがってくれると、それこそフォトビューワとしての使い道も確立されてくるような気がします。まぁその場合は、記憶媒体がMS Duoってのがネックになるのでしょうけど。。
 まぁハード登場から既に4年が経っているわけで、見劣りする部分がでてくるのは仕方ないところですね。
( `.∀´)
 ちなみに、ゲームは買っていません。あんまり欲しいのがないのと、手持ちのゲームすらちゃんとやってないってのがあるんで…。
 そういえば、「DJ Max」はcandoさんから借りっぱなしの状態でした。ずいぶん前にヤフオクで買ったので、いつでも返せるところではあります。(といいつつ、一緒に借りている「地球防衛軍3」は未着手…)
( `.∀´)
 2年程前に入手して使ってきた1000番のPSP(ピンク)ですが、ヤフオクに出品し無事に落札されました。予想以上に値がついてくれ、差額を縮めることができました。ピンクという色が逆に価値があったのでしょうかね。。

海外ゲーム福袋の中身、、、

 上記エントリにて扱いましたファミコンプラザの360海外ゲーム福袋ですが、到着いたしました。早速中身を、、

  • THE LORD OF THE RINGS CONQUEST (アジア)
  • CRASH MIND OVER MUTANT (英語)
  • RISE OF THE ARGONAUTS (UK)
  • RACEDRIVER GRID (アジア)

という4本でした。
 うーん、大ハズレも大当たりもなく、まさに福袋的な内容というか、まぁ本音を言えば残念な内容だったなぁといったところですね。
 「RACEDRIVER GRID」は興味ありましたが、これ日本語版も出てるんですよね…。
 まぁ軽く遊んでみて、不要だと判断したものはヤフオクに出すなり知り合いに譲るなりします。福袋のドキドキ感は味わえたんで、後悔とかはないですね。むしろ、またファミコンプラザが福袋企画をやったら、もう一回釣られてしまうかもしれませんw