Category: Drama


2009年4−6月期のテレビドラマ

 4月にHDDレコーダを購入したこともあり、4月開始の連続ドラマを何本か観ていました。連ドラをDVDなどではなく録画とはいえ放送で観たというのは、ここ数年では殆どなかったので、HDDレコーダによる変化と言えそうです。
 少し感想を残しておきます。

  • 婚カツ! (フジテレビ)

 なかなか軽快なタッチで、楽しめました。後半は婚活というよりかは、商店街再生と幼なじみとの関係が主題になった感もありますが…。龍居由佳里の脚本というとシリアス系が多い印象がありますが、こういうのもアリですね。
 上戸彩かわいいなーと思う場面と、あれあんまりそうでもないなーという場面がありました。
 採点的には、★★☆。

  • 夜光の階段 (テレビ朝日)

 今年は松本清張生誕100年ということで清張作品の映像化が目立ちますが、これもそんな中のひとつ。藤木直人は好きではないのですが、一応観ておきました。
 正直、今ひとつでした。展開に難アリというか、進行がおおざっぱというか…。木村佳乃の演技も鼻につきました。極めつけは藤木が歌う主題歌で、へたくそだしドラマに合ってないしで、正直なんでこれが使われたのか、かなりの疑問です。
 米倉涼子主演のテレ朝の清張シリーズはそこそこ楽しめましたが、これはダメでした。
 ★☆☆。

  • スマイル (TBS)

 TBSの金曜ドラマらしく、重くまじめなテーマが扱われていました。なかなか面白かったのですが、やや前半と後半とのつながりが満足でなかった気もしました。
 中井貴一の存在感が強く、それが全体を引っ張っていった感じがします。他のキャストも違和感なく、いい配役だったと思います。椎名林檎の主題歌の挿入タイミングも見事。
 ★★☆。2.5点くらいあげたいと思います。題材をもう少しシンプルにして、掘り下げてくれても面白かったかも。

  • 魔女裁判 (フジテレビ)

 8話の途中で観るのをやめました。黒幕側の仕掛け、主人公と加藤あい二人の行動のバカさが序盤から変わっておらず、くだらないなぁと思ってしまいました。比嘉愛未が可愛かっただけに、余計にこの二人をアホかと思ってしまったり…。
 結末が気にならないわけでもありませんが、まぁ観なくてよいなと。唯一、黒川の演技は好きでした。
 ★☆☆。

  • 僕の妹 (TBS)

 なかなかドラマとしての評価に苦しむというか、ドラマとしての魅力が薄いというか…。前半の自殺騒動と後半の妹と九鬼の話のつながりも薄いですし。
 オダギリジョーの何ともいえない空気感は嫌いじゃなかったですが、千原ジュニアはドラマには向かない顔ですね。長澤まさみは演じる役がバカすぎましたし、なんかオバサン顔にみえちゃいました…。メイクが薄かったからかな。
 とってつけたようなエピソードも多く、★☆☆ でしょうね。
( `.∀´)
 日テレの「LOVE GAME」は、まだ終わらないみたいなので保留で。連ドラとは違い一話完結でテーマも明確、割と好きです。

「アンフェア」

 篠原涼子主演。刑事もの。
 見る前は刑事ドラマによくある一話完結型かと勝手に思っていましたが、実際はシリーズ通して話が進んでいくタイプでした。
 個人的には一話完結型の方が好きなんですが、サスペンス色の強い今作は連ドラらしい先がきになる展開に仕立てられており、悪くは無かったです。
 篠原演ずる女刑事のキャラクタは良かったですし、何より悪役になった濱田マリが見事でしたね。捜査一課管理官役の寺島進もキャリアらしくないところが良かったです。
 ただ、最終犯人が、どうも釈然としない部分はあります。設定的には悪くないのですが、それまでの進行がどうも否定されてしまう部分もゼロでは無い気がして、そこがどうなのかなと。具体的に書くと完全なネタバレになりますので避けますが、違和感という点ではすっきりしないところがあります。
 評価的には、文句無く ★★★。満点です。
( `.∀´)
 単発のSPもあるようですが、DVDが借りられずまだ未見であります。

「優しい時間」

 いわゆる倉本聰ドラマをちゃんと観るのはこれが初めてだったりします。
 あまり激しい展開や派手な演出はなく、北海道のゆったりとした時間の流れのなかで、父と息子の関係が描かれています。
 連ドラでありますが、ネタを引っ張って来週というつくりではなく、基本的に一話完結。毎週エピソードを消化しつつ、大筋のストーリーが進んでいく感じです。
 んまぁ、文句無いドラマです。完全に雰囲気にやられてしまいました。何気ない喫茶店での常連客とマスターという絵面が、客に豆をひかせるというのと相まって、成立してしまうというのは完全に舞台設定と演出の勝利でしょう。
 非常にどうでもいいことですが、寺尾聰はもう少しスマートさがあるのかなと思っていましたが、案外どこにでもいそうなオヤジという感じで、意外でした。
 長澤まさみは役がヒステリックなのか地がヒステリックなのかわかりませんが、声を張り上げた時の不快さは凄いですね。というかこの役、馬鹿すぎじゃないですかね。
 ★★★。
 視聴率は15%前後だったようですが、それは恐らく仕掛けの問題であって、中身そのものは20%オーバーしていてもおかしくない出来だったろうと思います。

「けものみち」

 米倉涼子主演の清張ドラマ。「黒革の手帖」に続くテレ朝第二段という位置づけのもの。原作は未読です。
 うーん、まぁつまらなくは無いけれど、特出した面白さがあるわけでもなく、清張ドラマという看板にだいぶ助けてもらってるなぁという感想です。
 麻布と呼称される鬼頭洪太の黒い迫力やその周辺にこれでもかと渦巻く陰謀策略など、原作が長編小説なのでそのあたりの進行の二転三転が激しく、その点では飽きさせることなく見せてくれました。
 ただ、突き詰めれば、小説向きの内容なんじゃないか、とも思えてしまいますが…。
 個人的には鬼頭洪太の黒い部分をより露骨に見たかったのですが、民子を中心に据える限りは今作くらいが限界なのかな、という気もしました。
 連ドラとして楽しめましたが、後に残るものは特に無かったという点で、
 ★★☆ まで。

「2ndハウス」

 これは非常によく出来たバカドラマでした。お色気あり、妄想あり、夫婦ゲンカあり。それらのベースは全て冴えないリーマンで、そんなリーマンが若い娘と出会うところからはじまる恋愛のドラマ。
 磯山さやかは演技の質はともかく可愛く、長野博はジャニーズながらリーマンそのものであり、妻役の今村恵子もハマっていて、キャストは良かったです。妄想レディはやはり一号である津乃村真子が一番可愛かったです。nao.は表情が一定で人工的で…。
 まぁ人生において観るべきかどうかと問われたら、間違いなく観なくても良いドラマであると答えますが、でも十分楽しめたのも事実で、深夜帯らしい特性を持った適度なお色気ドラマとして評価されて良いと思います。
 ★★☆。

「ブラックジャックによろしく」「同 〜涙のがん病棟編〜」

 コミックの方は以前にガン病棟編まで読みました。
 んでこのドラマ。うーん、主人公のアホさ加減が鼻につくというか、こんなバカなヤツ存在しねぇよと終始思ってしまいました。
 生死について馬鹿正直過ぎる主人公、コミックでも若干違和感があったのですが、これが実写ドラマになると何十倍にも増幅されて見えてしまいました。完全なフィクションならまだしも、医療に関する部分は物凄くリアルにみえるものも多く、そのギャップにより主人公の漫画的キャラクタが余計に非現実的に思えてなりませんでした。
 内容そのものは良くできていたと思いますが、上記のことがあるので評価は厳しく
 ★☆☆
とします。

「オヤジぃ。」

 田村正和主演のホームドラマ。
 本放送時の平均視聴率24%、最終回28%ということらしいですが、確かにそれくらいの数字をとるだけの出来ではあると思います。
 ホームドラマとして奇をてらうことなく王道な内容なので、特にコレといったコメントはできませんが、まず観て損の無いドラマだと言えるでしょう。
 あ、矢沢心のガングロはハマリ役だったかもしれません。
 ★★☆。

「黒革の手帖」「同SP」

 松本清張原作のテレ朝ドラマ。米倉涼子主演。
 ストーリーに奥深さを期待して観ていましたがどうにも筋違いだったらしく、肩透かしをくらった感じです。
 確かに魑魅魍魎とした世界が描かれてはいましたが、駆け引きのなかで昇華されたものは少なく、ただ緩やかな進行のなかで一つ一つの駆け引きがあるなぁ、という程度でした。
 小林稔侍演ずる美容整形医のわかりやすいスケベさが笑えました。津川雅彦が演じたのは最初かなりドス黒い印象でしたが、その後の会話シーンなどでは老獪ではあるが背後にある強大な力はそれほど感じさせなかったですね。ギバちゃんはそれほど存在感なし。
 ★★☆。つまらなくは無かったですが、清張作品ということで期待し過ぎな部分はあったかも知れません。
( `.∀´)
 んでスペシャル版の方ですが、こちらは最終回からの続くもの。とはいえ本編のラストを補完するようなものでもなく、あくまで京都に移ってからこういうことが起こった的なストーリー。清張は清張でも違う作品が原作とのこと。
 こちらもつまらなくは無かったですが、本編との兼ね合いは薄いので、本編だけで十分という気もします。

「救命病棟24時(第三シリーズ)」

 第三弾。今回は首都直下型大地震が発生、災害時の救急医療がテーマ。
 第一シリーズで指導医と研修医の関係だった二人が再会というもの。しかしオレは第一シリーズを観ていない(DVD化されてない)ので、その点に特に感慨などなし。
 よどみなく変化があり楽しめましたが、幾つか気になる点がありました。まず、仲村トオルの娘がずっと病院に寝泊りしている点。別段ケガなどがあったわけでもなく、また父親が常にいるわけでもないのに、何でずっといるのかと…。静岡の病院に移送された母親のもとにいる方が、よっぽど自然に思えます。まぁ配役の子役は可愛いのですが。
 あと、仲村トオルの演説の不自然さ。頬に空気ためて大声だすような政治家いないでしょう。
 各キャストの性格付けがちょっと極端かなとも思いましたが、まぁそれはドラマですから仕方ないでしょうか。
 採点は、★★☆ とします。限りなく満点に近いですが、第二シリーズの完成度と比べると若干落ちるので、その分がマイナスになります。

「離婚弁護士II」

 基本的な構成は前シリーズとかわらず。
 続編としての期待に違わぬものでしたが、突付くとすれば新しく加わった小向つや子(戸田恵子)と緒方亜紀(片瀬那奈)が要らないというか、前シリーズにおけるミムラに全く及んでないという点がどうにも気になりました。
 一方、佐伯絵里(瀬戸朝香)が事務所メンバーに入ったのは◎ですね。少しふっくらしていますが、いい女であります。
 全体の進行のなかで気になったのは、間宮をはじめとする事務所メンバーの個人的な出来事がその回のテーマと重なって展開されるというもので、これは前シリーズと比べると明らかな差異だと認められます。賛否はあるでしょうが、シンプルさは無くなったように思います。
 ★★☆。十分楽しめましたが、続編ということで少し辛めに。