Category: Battle


エリオ・グレイシー氏、死去

 エリオ氏というと、PRIDE GPでのラウンド無制限の桜庭Vsホイス戦でのセコンドについていた姿を思い出します。
 当時のグレイシーというと立場的にはヒールであり、いわばそれを倒す桜庭が主役みたいな感じがありましたが、そんな中でもエリオ氏だけは例外で、いわば生ける伝説のような存在でありながら優しそうなおじいちゃんであったエリオ氏の姿をみて、癒されたファンも多かったのではないかと思います。
 いずれにしても、エリオ氏が残した功績というのは偉大であります。

エンセン井上、大麻所持で逮捕

 大麻を隠し持っていたとして、警視庁池袋署が、米国籍のさいたま市岩槻区、格闘家、エンセン井上容疑者(41)=本名・イノウエ・エンセン・ショウジ=を大麻取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕していたことが分かった。「自分で吸うために持っていた」と容疑を認めている。

 うーむ、ちょっと驚きです。
 エンセンって、総合がまだメジャーになる前から活躍していて、「大和魂」をキャッチフレーズにして頑張っていました。確かに、タップをしない戦いは、なかなか迫力がありました。
 試合のときは前後にドクターチェックがあるでしょうから、さすがに服用はしていなかったと思いますが、精神ありきのファイターでしたので若干わかるような気もしますね。
 どうでもいいですが、実家にフィギュアがあったりします。。。(激安で売っていたので衝動買いした記憶あり。)
 にしても、東池袋一丁目で逮捕ですか。生活圏なんで、なかなか驚きです。

PRIDEとフジテレビが決裂

フジテレビがPRIDEと決別、放送中止 – バトルニュース : nikkansports.com
 第一報が流れてから1日以上経ちましたが、いまだに詳細はよくわかりません。今日8日にPRIDE(DSE)側の記者会見があるということなので、これで少しは詳細が見えてくるでしょうか。
 個人的には、別に地上波で放送されなくなっても、何ら困りません。が、フジという大きなスポンサーが居なくなることで、これまでと同じような大会運営が出来なくなることは明白で、その点は非常に不安に思っています。
 また、スカパーのPPV放送にも影響が及ぶ可能性がありますので、これはファンとしては非常に気になるところであります。
 今回、DSEが契約違反をしたということで、フジ側から一方的に契約解除をしたということなんですが、その詳細が気になるところであります。版権の問題か、或いはこういった興行ビジネスにつきまという暴力団関係か…。
 とりあえず、スカパーのPPV放送だけでも続いてほしいものです。

PRIDE GP 2006 開幕戦 回顧

 仕事でリアルタイムに観ることができず、また週末は別の番組(F-1など)の視聴に忙しくて、結局いまごろの視聴となってしまいました。
 第一試合は特に語るところなし。
 第二試合はオーフレイムの勢いをヴェウドゥムが何とか凌ぎ、オーフレイムが疲れて勢いが弱まった瞬間に一本。さすがは稀代の柔術家ですね。いま乗りに乗っているオーフレイムを止めたという意義は大きいでしょう。
 第三試合は画面に釘付けになりました。TKが引退を賭けて臨んだ試合。結果、ボロボロになってレフェリーストップでしたが、最後の最後まで前に向かっていった精神力は観ている方にも直接的に伝わってきましたね。さすがは世界のTK、高阪ここにありといった感じでした。地味な選手でしたが、その影響力は計り知れません。
 第四試合はジョシュのスタミナ勝ち。やっぱりプロレスラーはスタミナありますね。試合の雰囲気としてはヒョードル弟の方が余裕が感じられましたが、後半に入ってスタミナが切れてしまって自滅。
 第五試合は一応藤田の復活試合となりましたが…。ちょっと笑ってしまいました。トンプソンは詰めが甘すぎ。これはこれで面白い試合でしたが、他の試合と同列に語れるものではなかったですね。
 第六試合はミルコの完勝。美濃輪何も出来ず。
 第七試合はノゲイラの完勝。ズール何もさせてもらえず。序盤の攻防で決まってしまってました。
 第八試合は吉田の完勝。西島何もさせてもらえず。男泣きしたからには、出直して勝たねばならないでしょう。
 後半3試合のコメントがどれも似てますが、実際そういう試合だったので仕方ありません。
( `.∀´)
 これで次回の2nd Roundの出場者が、決定しました。ヒョードル、ノゲイラ、ミルコ、吉田、藤田、ハント、バーネット、ヴェウドゥムの8人ですね。ヴェウドゥムだけ知名度がまだ低いですが、あとの7人は全員メインを張れるメンツ。マッチメイク次第ですが、なかなか楽しみですね。

PRIDE 31 回顧

 地上波での放送は今週末のようなので、追記に観戦雑感を記しておきます。

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PRIDE男祭り2005 回顧

 一時は値段的に躊躇していたPPVでの視聴でしたが、マッチメイクを改めてみたら我慢出来なくなって一気に観てしまいました。ちなみにDynamiteの方はビデオ録画に失敗してしまいまして、観ていません。
 以下、結果と気になった試合の雑感です。
○チャールズ・“クレイジー・ホース”・ベネット(腕ひしぎ逆十字固め)金子賢×
○中村和裕(判定)近藤有己
○ジェームス・トンプソン(KO)ジャイアント・シルバ×
○菊田早苗(判定)瀧本誠×
○エミリヤーエンコ・アレキサンダー(裸絞め)パウエル・ナツラ×
○エメリヤーエンコ・ヒョードル(KO)ズール×
○ダン・ヘンダーソン(判定)ムリーロ・ブスタマンチ×
○五味隆典(KO)桜井“マッハ”速人×
○桜庭和志(アームロック)美濃輪育久×
○マーク・ハント(判定)ミルコ・クロコップ×
○ヴァンダレイ・シウバ(判定)ヒカルド・アローナ×
○吉田秀彦(腕ひしぎ逆十字固め)小川直也×
 金子賢は見せ場無し。まぁ仕方ないでしょう。打撃を喰らって痛がって背中を見せてしまうあたりが素人丸出しで話にならず。シャブジャンキーと言われていた金子が頑張っている姿は認めても、PRIDEのリングには不要ですね。
 あ、この試合はTK(高阪剛)が解説を務めましたが、なかなか良かったですね。言っていることが非常に具体的かつ細かく、マニアからしたら高田よりも全然良いと思うでしょう。
 中村と近藤は終始中村のペースでしたので判定でも仕方無し。ポスト吉田として期待されている中村がここで負けるわけにはいかないという気迫が勝ちましたね。個人的には近藤が好きなのですが、今回は見せ場ありませんでした。残念。
 菊田と瀧本は、判定でしたが内容は菊田の圧倒的な勝利。というか瀧本は総合への慣れが遅いですねぇ。百戦錬磨の菊田が相手では、話になりませんでした。表の柔道王と裏の柔道王というマッチメイクでしたけど、菊田にとっては旨味の少ない試合だったのでは…。
 ヒョードルとズールは、ヒョードルの凄さが凝縮された試合でした。とにかく強い、強すぎる。狙いを一点に絞って、速攻をかけましたね。全く遊びなく、完勝でした。ヒョードルは王者の割には人気無いですが、こうして強さを改めてみせられてしまうと、やはり文句無く王者として認めるしかありません。
 ダンヘンとブスタマンチは消化不良な試合でした。一応ダンヘンが勝ってウェルター級制覇となりましたが…これでは価値がありませんね。ダンヘンは長いこと好きな選手ですが、だからこそもっと魅せる試合をして欲しいと切望します。
 五味とマッハ。やっぱり五味の勢いは凄いですね。個人的に好きな選手ではありませんが、この階級に日本人に既に敵はいないのは事実でしょうね。あとは世界から強い選手をどんどん呼んで、ライト級をより盛り上げるしかありません。武士道でちまちまやっているのでは、修斗と大差ありませんからね。
 サクと美濃輪はプロレスラー同士の試合ということで格闘家のそれとは全く違う盛り上がりを演出されていましたが、試合自体はそれほど過剰なものはなく、割と淡々と総合然としたものでした。ただ、ロープ際での攻防はホイス戦を、フィニッシュはホイラー戦を思い出させるもので、やはり桜庭は見せ場を作るのが巧い選手だなぁと思ってしまいました。
 ハントとミルコ。これはハントの試合になりましたね。ミルコは伝家の宝刀左ハイを連発しましたが、序盤こそ効果的だったものの中盤以後は完全に見切られていましたね。一方ハントの押しは強く、これぞヘビー級という凄みをみせてくれました。グラウンドでの攻防がありませんでしたのでハントの総合での今後を占うことは出来ませんが、K-1出身の選手としてミルコに続くことが出来れば、ヘビー級がより面白くなりますね。練習嫌いでも、あの天性のセンスがあれば…と思ってしまいます。
 シウバとアローナ。判定決着となりましたが、どちらにとっても消化不良だったでしょうね。両者ともに決定打は無く、終始見せ場に乏しい試合でした。これが、アローナの試合の悪いところなんですよね…。シウバも勝つには勝ちましたが、これでは完全に復活したとは言えないでしょう。次戦が注目です。
 最後の吉田と小川。吉田の道着着用が戦前の話題となりましたが、結局着ませんでしたね。試合は、小川の見せ場はあまり無く、吉田が終始コントロールしました。序盤に吉田が足を極めたところで、小川の足(くるぶし?)は折れてしまったそうですね。その点を踏まえて再度試合を観ると小川の凄さも良くわかるのですが、それでも吉田の勝ち以上の価値は無いでしょう。
 試合後のパフォーマンスは、客を掴むという部分でさすがに小川が勝りましたね。一方の吉田も小川の頼みをむげにすることなく自分の主張を貫いたという点が良かったです。こういうプロレス然としたやり取りをあんまりやられると(しかもメインの後で)薄ら寒いのですが、うまく吉田がバランスとった形でした。
 興行的な部分を総括して言うと、まず大成功と言って良いと思います。全12試合、しかも通常の興行のメインになりうるカードが揃ったということを考えると、少々欲張りというか、詰め込みすぎだと言わざるをえませんが、それは大晦日興行、つまりお祭りということで、許されても良いでしょうね。
 ただ個人的には大晦日興行は、男祭りの前身である一番最初の猪木ボンバイエを超えるものは未だ出てきてないと感じます。結局インパクトの問題なのですが、男祭りのような全部入りのイベントは視聴率こそとれるものの、格闘技の興行としては満点を付けられるものではない、と思えてしまいます。
 PRIDEは人気が鰻登りで、階級を新設したりGPを盛んにやったりしてどんどん肥大化してきてますが、もう少しシンプルにしても良いと思います。ナンバリングされた通常の興行がほとんど行われていない状態を、DSEは冷静に考えてみる必要があるのではないかと。

K-1 WGP 2005を観て

 今やほとんど興味のないK-1ですが、久しぶりに地上波で見てしまいました。
 うーん、シュルトが優勝ですか。良いのかコレで。まぁ勝ってしまったのだから良いもくそもないですが。
 確かにシュルトは強かったです。セフォー戦は判定決着になったものの内容は圧倒していましたし、ボンヤスキーとグラウベを危なげなくKOで完勝したわけですから。文句の付け所が無いと言えば無いでしょう。
 ただ、このシュルトという選手は、面白さが全くありません。パンチ一発で相手をブチのめしてやろうという気概が感じられないですし、ハイキック一閃で決めるという鋭さもありません。かといってホーストのような計算された攻撃美もあるわけでなく。
 彼にあるのは恵まれた規格外の体格とそれなりに高次元な技術です。それは認めます。ですが、それが面白さになっていません。
 K-1は言うまでもなく商業興行でありエンタテインメントとして売っているわけですから、純粋な強さだけで成り立つものではありません。いや、正確に言えば、純粋な強さをウリにした商売というのも有り得るのでしょうけど、シュルトの場合はそれが全く不完全だと言わざるを得ないということです。
 まぁ、これはシュルトのPRIDE参戦時代やK-1参戦初期のイメージがオレの中で強く残っているからなのかも知れないですね。彼のPRIDEでの闘いは単調で淡泊でパッとしなくて、面白みが全くありませんでしたから。またK-1参戦初期においては、石井館長がしきりに「シュルトはこれじゃダメだ、つまらない」と言っていたと記憶しています。オレの中にそういった印象が強く残っていて、今の彼を正当に評価できてないのかも知れません。
 それでも、シュルトが優勝…どこか釈然としません。少なくとも「スター選手」とは思えないのですが。彼が試合をするからチケットを買って観に行きたいか? 彼の試合が放送されるからテレビを観たいか? うーん、どれも、無いです。
 まぁそんなことより、無理矢理に武蔵を必要以上に持ち上げるのはもう止めた方がいいんじゃないでしょうか。確かに彼しか日本人選手がいなくテレビ的に彼を盛り上げざるを得ないのは理解できますが、しかし真に彼が優勝すると思っている・彼に優勝して欲しいと思っているファンが、果たしてどのくらいいるのでしょうか。個人的に彼が嫌いというわけではありませんが、歴代のK-1ファイターと比肩すると、やっぱり役者不足な感は否めないでしょう。
 興味無いと言いつつ、何をべらべら書いているのでしょうか…。失礼しました。

PRIDE 30 回顧

 既に1週間以上前の大会ですけど、一応触れておきます。地上波放送はまだみたいなんで、追記に。

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PRIDE GRANDPRIX 2005 決勝戦 回顧

 とりあえず地上波放送までは追記に…

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PRIDE GRANDPRIX 2005 決勝戦

 あかん、今日でしたか。地上波放送が火曜日なので、油断しておりました。
 24時からの当日再放送で観ることにします。あぁ生活がまた狂う…。というか決勝だけ3150円は高いなぁ。こんなことなら、GP全部視聴セットを購入しておけば良かったです。