いままでは忘れた頃に数ヶ月分の読書録を載せていましたが、あれだと表にするのがやや面倒なので、これからは一冊ずつ扱ってみます。
 エントリのタイトルは作者名と本のタイトル、それと評点(★3つ満点)です。文中リンクは面倒なのでamazonで。
( `.∀´)

 この作者の写真家としての仕事ぶりは殆ど知らないのですが、雑誌「デジタルフォト」の担当コーナーの文体(と写真)が結構好きだったりします。なので文庫の題材がスナップということもあり、まぁ読んでみるかと。
 技術的な話は多くなくて、心得的なものが中心。そして写真の歴史や本質に迫る部分もあり、文章量はそれほど多くはないものの中身はかなり詰まっています。
 一番印象的だったのは、「写真は信念を持って発表し、また発表したら責任をもて」というところ。これは肖像権が絡みトラブルになりやすいスナップにとっては特に重要であり、作者も強めに主張しています。実際に本書でそういったスナップを掲載しているので、まぁ主張の説得力はありますね。

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