4/6に書いたCPUの熱問題ですが、更に暖かくなってきた最近はダウンクロックをした状態でもエンコ中などは65度を超えやがり、ファンを全開にしないとアラーム鳴動が止まらなくなってきました。夏本番になれば冷房をかけるので凌げるのですが、暖かくなってきたけど冷房はまだ早いという今の時期が実は一番やっかいなんですよね。とは言え、昨年などは特に問題なく稼働させていたわけで、これはやはりメンテをサボっているのが原因なのかなぁと強く思うようになってきました。
 んで、重い腰をあげて、超久々にケースを開けてメンテをやりました。前に開けたのは1年くらい前でしょうか。それくらいずっと放置してきていました。
 開けてみてまず目に入ってきたのは、ファンのフィンに付着したホコリですね。ホコリつーか、土みたいな感じになっていまして。乾いた泥が付着しているみたいな。とりあえずコレらを掃除機で出来る限り除去しました。
 
 次に酷かったのが、ダクト内のホコリ。CPUをより効率的に冷やす為にダクトを使っているのですが、ダクトを外してみたら中からボロボロボロボロと土埃が舞い散ってきました。これも掃除機で丹念に除去(吸引)してやり、一応はキレイな状態に戻しました。
 CPUのヒートシンク自体は、思っていたよりも汚れは少なかったです。ヒートシンクに掃除機は使いづらいので、エアダスターを集中的に使ってホコリを舞い上げ、それを掃除機で吸い取るやり方をとりました。
 AGP/PCIのカード群は一枚一枚外して、掃除機でキレイにしました。ビデオカードのファン周りがさすがに汚かったです。掃除機を使うと静電気が発生して危ないなんてことは考えませんでした。考えないようにしました。
 その他、汚れが目立つところは全てキレイにして掃除作業終了。次に5inchベイにつけている温度表示器(BurnProtector2(ainex))のジャンパをイジり、CPU温度が65度以上になってもアラームが鳴動しないようにしました。CPUの保護とかよりも、単に今回のメンテがイマイチ効果的で無かった時の為といいますか。まぁ、もう五月蠅いのはゴメンだよと。
 最後に、チムニーを適当に作って背面排気用ファンに装着しました。これは一応説明しておきますと、まずチムニー(=風防)ってのは風の流れの向きを調整するものでして、これを付けることによって空気の流れを意図的にコントロールすることが出来るようになります。具体的には、オレのPCだと背面に3つのファンがあって、上から順に電源ファン(排気)、8cmケースファン(吸気=ダクト用)、8cmケースファン(排気用)となっており、ダクトの吸気用ファンが排気用ファンに挟まれる形になってしまっているんですよね。これだとケース内から排気された熱い空気をわざわざダクトを通してCPUに送ってやることになってしまうんで、それを防ぐために排気用のファンの部分にチムニーを付けて、吸気用ファンのところに暖かい空気が行かないようにするわけですね。そのチムニーを今までは電源ファンの所にしか付けてなかったので、今回チムニーを自作して一番下の排気用ファンに装着したということです。
 非常に適当に作った(ガムテープの芯の部分を使って作った)ので効果の程はわかりませんが、まぁ効果あると信じています。信じています。
 さて全て完了ですので、組み直して電源ON。何故かキーボードが認識されず10回くらい起動に失敗しましたが、負けずにキーボードのコネクタを挿し直していたら、何とか認識してくれました。
 肝心のメンテ効果というか冷却具合ですが、これがどうもおかしな事になっていまして、今まで室温25度でアイドル時60度前後だったCPU温度が、現在は40度とかになってます。いくら掃除をしてチムニーも作ったとは言え、一気に20度も下がるとは考えづらいですね。BIOSのメニュー画面から確認してみましたら、こちらでは55度前後。うーん、この数字の方が信憑性ありますね。ヒートシンクに装着していた温度センサがズレてしまったのかな?一応組み直す時に確認はしたんですけれども。まぁ、面倒臭いので開け直して確認はしません。ここらへんのグダグダっぷりがオレらしいです。
 まぁ結局、効果があったのか無かったのかよくわからない結果となりましたが、ケース内を掃除するきっかけとなったのは良かったです。まぁ70度くらいまでは余裕で大丈夫でしょうから、当面は何とか凌げるのではないかと楽観視しています。

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