既に数日たっていますが、5/8に行われたNHKマイルカップの感想でも。
 強かったです、ラインクラフト。落ち着いてスローになってしまったペースの利というのも多々あるでしょうし、終始内を進めて4角〜直線でも内ラチ沿いをぴったり進めたというロスの無さも大きかったと思いますが、特筆すべきは好位で折り合って末脚も確実という完成度の高さですね。この時期の牝馬では通常考えられません。
 今後について考えると、とにかく夏を越しての成長が見物ですね。現時点での完成度はダントツでも、もう伸びしろが無いのならば秋華賞をはじめとする秋の路線はそう簡単ではないでしょう。
 2着デアリングハートは、今までラインクラフトと差のない競馬をしてきた馬。これは人気の盲点だったのでは無いでしょうか? さすがに牝馬ワンツーというのは考えづらかったのは確かなんですけども。
 3着以下に沈んでしまった牡馬勢が少々だらしないですが、後方一気タイプの馬に人気が集まってしまいましたからね。このペースでは、いくら府中の長い直線と言っても厳しかったのでしょう。何せ前が止まらないわけですから。

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