先週のある日、帰宅してメインPCに電源をいれメールチェックでもしようかと思ったところ、突如として部屋のブレーカがトリップし(落ち)、真っ暗な状態となってしまいました。
 分電盤は部屋の入り口にあるのですが、ちょうどその前にオープンラックを置いていて、真っ暗のなかLEDライトを頼りにラックをずらしてブレーカまでたどり着くのがなかなか難でした。そんなところにラックを置いている自分が悪いのですが…。
 ブレーカ2つと各系統へのスイッチがあり、ブレーカの片方がトリップしていたので復帰させてみたところ、有無を言わさず復帰させた直後にまたトリップ。何回繰り返しても同じ。
 分電盤をよくみてみたら、メインのMCBはトリップしていなく、ONの状態でした。隣の漏電遮断機がトリップしており、ここでようやく過電流によるトリップなのではなく、どこかで漏電しているのを検知してのトリップであるっぽいということに気づき始めました。確かに電気機器の使用状況は普段と変わらぬものであり、過電流でのトリップとは思えない状況でした。
 どの機器で漏電が起きているのを切り分けるために、各電源系統へのスイッチをON/OFFしていき、居室の壁コンセント系統であることを確かめました。壁コンセント使用機器は沢山あるわけですが、一番クサいPC関連のコンセントに着目し、一つずつ確かめていきました。テーブルタップやら蛸足配線やらでなかなか面倒でしたが、何度もトリップと復帰を繰り返していくなかで、USB接続の外付けHDDが原因であることが判明しました。このHDDの電源をいれた瞬間にブレーカがトリップするわけです。
 HDDの電源をいれただけで部屋全体の電源が全断されるという現象に自分でも驚きましたが、しかしこれが事実なのですから受け入れるしかありません。
 以前べつの外付けHDDを使っていて、それの電源部が壊れたことがありました。ですので今回も電源部が壊れたことについては別段驚きはせず、それよりも中のHDDのデータが無事かどうか、そこが気になりました。
 分解してみると中のHDDはIDE接続のものでした。ので普通にIDE接続してみたところ、中のデータは無事認識してくれました。既にHDDはSATAに移行していてIDEのものを使う気はないので、取り急ぎ別のドライブにデータコピーしました。
 故障したと思われる電源部については、目視では異常を確認できませんでした。ふつう電源部の故障というと電源が入らなくなったりすることが殆どだと思いますが、漏電ということでどこかが絶縁されなくなったとかそういうことなのでしょうかね。
 電気機器ですので遅かれ早かれ故障するのは仕方ないのですが、それでもこの外付けHDDを購入したのは2007年の1月のことであり、約1年半での故障ということで、その点は不満です。
 既に保証期間を過ぎており、また修理する気もなかったのですが、漏電に至る故障が事例として過去にあるのかどうか気になりましたので、バッファローのサポートに電話してみました。結論としては、過去にそのような事例は(少なくとも顧客データベース上には)無いということで、詳細については電話口ではわからないので修理センターに送付して欲しい、ということでした。こちらとしては事例があるのかないのか、また技術的にみて発生し得るのか、といったことを確認したかったのですが、あまり期待した答えは返ってきませんでした。
( `.∀´)
 なかなか驚いたことでしたので、備忘録もかねて日記にしておきます。ブレーカがトリップする(落ちる、飛ぶ)のは普通過電流によるものが殆どかと思いますが、今回のように漏電が原因で起こることもあるわけで、教訓的にはいい体験になりました。メインのMCBと漏電遮断機が別に設置されている分電盤でしたので切り分けが早かったのが救いです。これがメインのMCBに漏電遮断機が一体化されているタイプだと、慣れてないとわからないでしょうね。
( `.∀´)
 ブレーカートリップについて、そういえば寸゛さんが前にネタにしていたなと思い出し、

を見直してみましたが、「トリップした」と答えたくて「その他」にした人が何人かいたのかな、とか思ってみたり。オレも今の仕事をする前は「落ちた」「飛んだ」と言っていましたが、最近は「トリップ」という言葉がでるようになってきました。なんかそれっぽい言葉で割と気に入っていますw

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