有馬記念回顧の時にも書きましたが、今年は去年一昨年と比べると、間違いなく競馬熱が下降していた年でありました。前半に無職による金銭苦が続きそれによって競馬熱が冷め、それが後半にも響いた感じです。
 無理矢理振り返るとすれば、昨年に引き続き今年もディープ中心にまわっていたことは間違いありませんが、中でもジャパンカップが一番のハイライトであると思います。
 欧州遠征での悪夢を振り払うかのような勝利、そしてまた昨年末からのハーツへのリベンジ。府中の長い直線を早めに外から抜け出し悠々と走りきったその姿は、着差も含めてディープにしては地味なものでありましたが、内容としては非常に濃いものであったと思います。
 一方のハーツクライがこのレースでの惨敗で引退になってしまったことは残念で、ここに勝負の明と暗がハッキリでています。
 ディープ引退に際して考えることは、国内でこの馬を負かしたのがハーツ一頭しかいなかったということで、これが非常に残念でなりません。
 このハーツでのルメールの先行策のように、本当の意味で負かしてやろうと知恵を絞って戦略を練って挑んでいく姿勢が他の陣営にほとんど見られなかったのは、残念であると同時に非常に大きな問題であると思います。
 血統予想家の水上氏が自身のブログで指摘しているように、競馬とは本来競い合うものであって、「1頭のスターホースとその他の駄馬」で成り立つものではありません。
 しかしディープは国内では有馬でのハーツ以外に競うというような相手はいなく、また相手足らんとして挑んできたものもいなく、そういう意味では不幸な馬だったのかも知れません。
( `.∀´)
 ダート路線は上半期はカネヒキリとアジュディミツオーの戦いがあり、それぞれが実力を発揮してくれまして、ここ数年で一番の盛り上がりを見せたのではないでしょうか。
 ただ、両馬が戦列から離れた下半期はどうにもパッとせず。最後の東京大賞典で距離を克服したブルーコンコルドは強かったのですが。
( `.∀´)
 ほか、細かいことは多々ありますが、こんな感じで。